めまい小冊子

めまいと上手につきあうための心得

心得3.薬をきちんと飲みましょう
めまいの治療には、症状に応じて次のような薬が使われています。
医師や薬剤師の指示に従ってきちんと薬を服用しましょう。
また、内服が困難な場合は、注射や点滴で投与することもあります。
抗めまい薬・循環改善薬
主に脳や内耳の血流を増加させることによってめまいを改善します。脳や内耳は体のバランスを保つ役割を果たしますが、十分な血液が届かないと正常な働きができず、またリンパの循環も悪くなるため内耳がむくみ、めまいが起こります。抗めまい薬・循環改善薬は、血流を増やすことで脳や内耳の正常な働きを助けます。
吐き気止め
めまいに伴う吐き気・嘔吐をおさえます。吐き気がひどくて内服が難しい場合は、注射や点滴で投与します。
抗不安薬
めまいに対する不安をやわらげ、「不安な気持ちがさらにめまいを悪化させる」という悪循環を解消します。
浸透圧利尿薬
内耳を満たす液体(内リンパ)の過剰による内耳のむくみを軽減します。通常、内リンパの量は一定に保たれていますが、これが増えすぎると内耳が正常に働かず、めまいや耳鳴り、難聴などの症状が起こります。浸透圧利尿薬は、内リンパの量を正常にすることで症状を改善します。
ステロイド薬
神経の炎症やめまいに伴う難聴を改善します。ステロイド薬には炎症を鎮めたり、免疫を抑制したりするさまざまな作用があります。難聴に効く仕組みはまだ明らかになっていません。
ビタミン薬
神経の動きを正常に保つビタミン(ビタミンB12など)によって、障害された神経を修復します。
薬以外の治療法について
●薬物治療で効果がみられない場合に限り、手術などの外科的な治療を行うことがあります。
●前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)などでは、リハビリテーションによって体のバランス感覚を取り戻す治療も行われます。
●良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)に対しては、めまいの原因となる半規管内の耳石(じせき)を追い出す理学療法も実施されています。

PAGE TOP